外壁仕上には、大きく分けてモルタルなどの湿式工法の外壁下地材の上に、吹付タイル、リシン、スタッコなどを吹付る吹付工事方法と、サイディングなどの乾式工法にわかれます。また、外壁にタイルを採用する場合も、モルタル下地の上に貼り付ける湿式工法とタイルを引掛けて貼る乾式工法とがあります。
乾式工法の外壁は、工事の工程が少なく工期短縮が図れ、基本的にはコストダウンにもつながります。
吹付タイルやリシン、スタッコなどの仕上材をコンプレッサーにて、外壁仕上げの下地面に吹き付けて仕上る工事です。
複層仕上げ材で、主に外装用として使います。コンクリートやモルタルなどの湿式工法下地に、下塗りをして、主材のベースを吹き付けてから、模様吹きの上塗りをして、3段階の工程を経て陶磁器質タイルの風合いがあります。
仕上げは、ローラーやコテ、コンプレッサーなどを使って表面にクレーター状の凹凸模様を付けて仕上ます。
また、凸部を押え仕上げした「凸部処理仕上」もあります。
主に合成樹脂などの結合材とけい砂、寒水石、軽量骨材などが主原料で、アクリル系が安いですが、汚れにくく、水洗いができ、ひび割れしにくい、シリコン系をお勧めいたします。
また防水性を高め、モルタルなどの湿式工法の下地材のヘアークラックにも追随できる弾性タイルもあります。
尚、合成樹脂の結合材については、塗装の塗料による分類(塗膜の主成分別(樹脂))を参照下さい。
【特徴】
建物の外壁などに用いる吹付け仕上の一種。モルタル刷毛引の上に合成樹脂系やセメント系の砂壁状の吹付材を吹き付けて仕上げます。
リシン吹付も、吹付タイルと同様に、アクリル系、シリンコン系とがあります。また防水性を高め、モルタルなどの湿式工法の下地材のヘアークラックにも追随できる弾性リシンもあります。
尚、合成樹脂については、塗装の塗料による分類(塗膜の主成分別(樹脂))を参照下さい。
【特徴】
吹付け材の一種で、セメント系、けい酸質系、合成樹脂エマルション系などの仕上げ塗材を外壁表面などに5〜10ミリ程度の厚さで吹き付けた後、コテやローラーなどで表面に凹凸面をつける手法です。
リシン吹付よりも厚付吹付材で、重厚かつ厳かな雰囲気をもち、外壁・内壁・天井などの仕上げに用いられ、スタッコ仕上げと呼ばれています。
【特徴】
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