住宅ローンは、借入金額が大きく長期間にわたっての返済になるため、返済方式によって月々の生活に大きく違いがでるので、「返済方法」についても十分に検討する必要があります。
返済方式には、大きく分けると、「元利均等返済」と「元金均等返済」の二つの方式があり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、返済終了までを見据えた収入・支出の見込みや定年退職の時期などを考慮して返済方法や返済期間を選びましょう。
住宅ローンは、借入金額が大きく長期間にわたっての返済になるため、返済方式によって月々の生活に大きく違いがでるので、「返済方法」についても十分に検討する必要があります。
返済方式には、大きく分けると、「元利均等返済」と「元金均等返済」の二つの方式があり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、返済終了までを見据えた収入・支出の見込みや定年退職の時期などを考慮して返済方法や返済期間を選びましょう。
元利均等返済とは、毎回の返済額(元金と利息の合計)が同じ金額になるように返済する方式。
毎回の返済額が同じなので、長期にわたる返済計画が立てやすく、また、繰上返済をして支払利息の軽減を図ることもできますが、返済当初は利息の返済にあてられる割合が大きいため、元金が減るペースが遅い。
元金均等返済とは、借入元金を返済回数で割った額に、残高に対する利息を上乗せして返済する方式。
毎回、一定額の元金を返済していくので、「元利均等返済」に比べて、ローン残高が確実に減り、トータルで支払う利息が少ないですが、当初の返済額が大きく、返済負担が重い。
元利均等返済も元金均等返済も一長一短があります。どちらが有利かは一概に言えませんが、当初の負担を出来る限り少なくしたいなら「元利均等返済」。収入面で余裕があり、利息を少なくしたいのなら「元金均等返済」を選択するのがよいでしょう。
ただし、どちらの方式で返済したとしても通常の返済とは別に「繰上返済」を併用することで、支払利息を少しでも軽くしていくことが重要になってきます。
種類 | 元利均等返済 | 元金均等返済 |
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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下記に借入金1.000万円、金利3.5%、20年返済の場合の元利均等返済と元金均等返済の返済額の比較を掲載いたします。
返済総額では、72万円元利均等返済の方が多く払うことになりますが、当初月々の返済額は元金均等返済に比べると少なくて済みます。
尚、民間住宅ローンでは、元利均等返済しか扱っていないところが多いため、注意が必要です。
○ 返済方式を選ぶポイント。
ご自分の支払い計画にどちらの返済方式があっているのかということです。多少つらくても最初から大きく返済していくことができるのであれば元金均等返済がよいでしょうし、コツコツ返済する計画であれば元利均等返済がよいでしょう。
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