●木材(無垢材)の含水率と寸法許容誤差(JAS規格)

1,木材の含水率

乾燥処理を施した旨の表示をするものにあっては、、所定の含水率試験の結果、同一試験試料から採取した試験片の含水率の平均値が表−1の区分ごとに、それぞれの基準値以下であることがJAS規格で定められています。

構造用製材の含水率(表−1)
仕上区分区分基準
仕上材SD15と表示するもの15%
SD20と表示するもの20%
未仕上材 D15と表示するもの15%
 D20と表示するもの20%
 D25と表示するもの25%

1,仕上材とは

乾燥処理を施した後、材面調整を行い寸法仕上げしたもの。

2,未仕上材とは

乾燥処理後、材面調整及び寸法仕上げを行っていないもの。

3,SDとは

表面仕上げされた乾燥材(Surfaced Dry)の略記号です。




2,木材の許容寸法

表示された寸法と測定した寸法との差が、表−2の左記に掲げる区分ごとに、それぞれ右欄に掲げる数値以下であることがJAS規格で定められています。

構造用製材の許容寸法(表−2)
区分表示された寸法と測定した寸法との差 (mm)
小口の短辺 及び
長辺方向
仕上材
(乾燥材)
75mm未満+1.0   −0
75mm以上+1.5   −0
未仕上材
(乾燥材)
75mm未満+1.0   −0
75mm以上+1.5   −0
未乾燥材75mm未満+2.0   −0
75mm以上+3.0   −0
材長+制限なし  −0



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