●構造、部位、仕様における熱貫流率表 (別表第3)

建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令(平成28年経済産業省国土交通省令第1号)における算出方法係る事項による別表第3−木造軸組工法における充填断熱工法熱貫流率表です。

(別表第3)
木造の単位住戸  充填断熱工法の仕様例
部位熱貫流率
(1u1度についワット)
仕様の詳細断面構成図
屋根0.17垂木の間にRが7.5以上の断熱材(厚さ265o以上)を充填し、かつ、Rが0.043以上の内装下地材を用いた断熱構造とする場合充填屋根
0.24垂木の間にRが5.2以上の断熱材(厚さ185o以上)を充填し、かつ、Rが0.043以上の内装下地材を用いた断熱構造とする場合
天井0.17内装下地材の上面にRが5.7以上の断熱材を敷き込み、かつ、Rが0.043以上の内装下地材を用いた断熱構造とする場合充填天井
0.24内装下地材の上面にRが4.0以上の断熱材を敷き込み、かつ、Rが0.043以上の内装下地材を用いた断熱構造とする場合
外壁0.35軸組の外側にRが1.3以上の断熱材(厚さ25o以上)を張り付け、かつ、軸組の間にRが2.2以上の断熱材(厚さ100o以上)を充填した断熱構造とする場合充填外壁1
0.53軸組の外側にRが2.2以上の断熱材(厚さ85o以上)を充填した断熱構造とする場合充填外壁2
0.92土壁(厚さ50o以上)の外側で軸組の間に、Rが0.9以上の断熱材(厚さ20o以上)を充填した断熱構造とする場合充填外壁3
0.24床裏が外気に接する場合であって、根太の間及び大引又は床梁の間に合計してRが5.2以上の断熱材を充填し、かつ、Rが0.075以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合充填床1
0.34次のイ又はロのいずれかに該当する場合
  1. 床裏が外気に接する場合であって、根太の間にRが3.9以上の断熱材(厚さ135o以上)を充填し、かつ、Rが0.075以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
  2. 床裏が外気に接しない場合であって、根太の間にRが3.7以上の断熱材(厚さ130o以上)を充填し、かつ、Rが0.075以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
充填床2
次のイ又はロのいずれかに該当する場合
  1. 床裏が外気に接する場合であって、大引又は床梁の間にRが3.4以上の断熱材(厚さ120o以上)を充填し、かつ、Rが0.15以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
  2. 床裏が外気に接しない場合であって、大引又は床梁の間にRが3.3以上の断熱材(厚さ120o以上)を充填し、かつ、Rが0.15以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
充填床3
次のイ又はロのいずれかに該当する場合
  1. 床裏が外気に接する場合であって、大引又は床梁の間にRが4.0以上の断熱材(厚さ90o以上)を充填し、かつ、Rが0.15以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
  2. 床裏が外気に接しない場合であって、大引又は床梁の間にRが3.7以上の断熱材(厚さ85o以上)を充填し、かつ、Rが0.15以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
0.48床裏が外気に接しない場合であって、根太の間にRが32.4以上の断熱材(厚さ85o以上)を充填し、かつ、Rが0.075以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合充填床4
床裏が外気に接しない場合であって、大引又は床梁の間にRが2.2以上の断熱材(厚さ75o以上)を充填し、かつ、Rが0.15以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合充填床4
床裏が外気に接しない場合であって、大引又は床梁の間にRが2.4以上の断熱材(厚さ55o以上)を充填し、かつ、Rが0.15以上の床下地材を用いた断熱構造とする場合
基礎0.27鉄筋コンクリート造の基礎の外側又は内側にRが3.5以上の断熱材を張り付けた断熱構造の場合充填基礎1
鉄筋コンクリート造の基礎の両側に、合計してRが3.5以上の断熱材を張り付けた断熱構造の場合充填基礎2
0.52鉄筋コンクリート造の基礎の外側又は内側にRが1.7以上の断熱材を張り付けた断熱構造の場合充填基礎3
1.38鉄筋コンクリート造の基礎の外側又は内側にRが0.5以上の断熱材を張り付けた断熱構造の場合充填基礎4
4.45無断熱の鉄筋コンクリート造の場合充填基礎5
備考
  1. 各部位の日射熱取得率は、それぞれの熱貫流率の数値に0.034を乗じ、かつ、熱橋の影響を考慮することにより求められる。別表第4から別表第8までにおいて同じ。
  2. 表中のRは熱抵抗値を示し、「単位は1ワットに着きu・度」とする。別表第4から別表第8までにおいて同じ。
  3. 単位住戸において複数の単位住戸の種類又は断熱材の施工法を採用している場合にあっては、それぞれの部位の構造又は断熱材の施工法に応じた各部位の熱貫流率の数値を用いることができるものとする。以下同じ。
  4. 土間床等の外周部の線熱貫流率は1.8(単位1ワットにつきm・度)とする。



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