2009年に実施された家電のエコポイント制度を拡張し、地球温暖化対策の推進及び経済の活性化を図ることを目的として、住宅にも省エネ型住宅の新築やエコリフォームを行った場合に、商品やサービスと交換できる「住宅版エコポイント」が創設されました。
新築住宅には、一律30万ポイント(30万円相当)、エコリフォームを行った場合には工事内容に応じて最大30万ポイントが付与される制度で、これを使って様々な商品との交換や追加工事の費用に充当することができます。
2009年に実施された家電のエコポイント制度を拡張し、地球温暖化対策の推進及び経済の活性化を図ることを目的として、住宅にも省エネ型住宅の新築やエコリフォームを行った場合に、商品やサービスと交換できる「住宅版エコポイント」が創設されました。
新築住宅には、一律30万ポイント(30万円相当)、エコリフォームを行った場合には工事内容に応じて最大30万ポイントが付与される制度で、これを使って様々な商品との交換や追加工事の費用に充当することができます。
【エコ住宅新築工事】
@.省エネ法のトップランナー基準(住宅事業建築主の判断基準)相当の住宅。
外壁、窓等の断熱性能に加えて、給湯設備や暖冷房設備等の建築設備の効率性について総合的に評価して得られる一次エネルギー消費量が、省エネ法に基づく「住宅事業建築主の判断の基準(トップランナー基準)」に相当する新築住宅が対象となります。
A.省エネ基準(平成11年基準(省エネルギー対策等級4))を満たす木造住宅。
「省エネ基準」(次世代基準)を満たす外壁、窓等を有する木造住宅が対象となります。
上記@若しくはAに併せて、太陽熱利用システムの設置を行うと、その分のポイントが加算されます。
※太陽熱利用システムは一定の集熱性能等が確認された強制循環型のもので、住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります。
また、JIS A 4112に規定する「太陽集熱器」の性能と同等以上の性能を有することが確認できることが要件となります。(蓄熱槽がある場合は、JIS A 4113に規定する「太陽蓄熱槽」と同等以上の性能を有することが確認できることが要件となります。)
新築住宅の場合は、一戸あたり300,000ポイントで、太陽熱利用システムを設置した場合は、320,000ポイントとなります。
※ポイントの申請には、基準を満たしていることを証明するための登録住宅性能評価機関等の第三者評価が必要です。
平成21年12月8日〜平成23年7月31日までに、根切り工事又は基礎杭打ち工事の建築着工したもの。
尚、ポイントの申請期限は、戸建て住宅の場合は平成24年6月30日までで、ポイントの交換期限は平成26年3月31日までです。
ポイントが発行される工事の着手期限は平成23年7月31日で終了しました。
【エコリフォーム工事】
@.窓の断熱改修工事。(内窓にサッシをつけて二重サッシにする、窓ガラスを複層ガラスに取り替えるなど。)
改修後の窓が、省エネ基準(平成11年基準【次世代省エネ】)に規定する断熱性能に適合するように行う、下記のいずれかの断熱改修工事が対象となります。
※使用する建材は住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります。
A.外壁、屋根若しくは天井 又は床の断熱改修工事。
改修後の外壁、屋根・天井又は床の部位ごとに、一定の量の断熱材(ノンフロンのものに限る)を用いる断熱改修工事を対象とします。
※使用する建材は、熱伝導率などの断熱性能が確認された断熱材で、住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります。
上記@若しくはAに併せて、バリアフリー改修(手摺の設置、段差解消、廊下幅の拡張)、住宅設備(太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽)の設置を行うと、その分に応じたポイントが加算されます。
<<断熱材の使用料>>
断熱材区分 | 断熱材最低使用量(単位:m3) | ||
外壁 | 屋根・天井 | 床 | |
A-1 | 6.0 | 6.0 | 3.0 |
A-2 | |||
B | |||
C | |||
D | 4.0 | 3.5 | 2.0 |
E | |||
F |
※.上記数値は戸建て住宅の場合で、共同住宅等の場合は別途数値がさだめられています。
※.各断熱材の区分については、「断熱材の種類」をご覧ください。
※.基礎断熱の場合の最低使用量は、床の最低使用量に0.3を乗じた値とします。
<<バリアフリー改修>>※1
手すりの設置 | ・・・ | 「浴室」、「便所」、「洗面所」、「浴室、便所、洗面所以外の居室」、「廊下・階段」への手すりの設置。 |
段差解消 | ・・・ | 「屋外に面する出入り口(玄関・勝手口等)」、「浴室」、「屋内(浴室を除く)」における段差解消。 |
廊下幅等の拡張 | ・・・ | 「通路の幅」「出入り口の幅」の拡張。 |
<<住宅設備の設置>>※2
太陽熱利用システム | ・・・ | 一定の集熱性能等が確認された強制循環型のもの(※3)で、住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります。 |
節水型トイレ | ・・・ | 一定の洗浄性能等が確認されたもの(※4)で、住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります。 |
高断熱浴槽 | ・・・ | 一定の保温性能等が確認されたもの(※5)で、住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります。 |
※1 | @若しくはAの改修工事と一体的に行うバリアフリー改修工事が対象。 |
※2 | @若しくはAの改修工事と一体的に行う住宅設備の設置工事が対象。 |
※3 | JIS A 4112に規定する「太陽集熱器」の性能と同等以上の性能を有することが確認できることが要件となります。(蓄熱槽がある場合は、JIS A 4113に規定する「太陽蓄熱槽」と同等以上の性能を有することが確認できることが要件となります。) |
※4 | JIS A 5207及びJIS A 5207改正原案(平成22年11月12日公告)に規定する「節水U形大便器」の性能と同等以上の性能を有することが確認できることが要件となります。 |
※5 | JIS A 5532又はJIS A 5532改正原案(平成22年11月12日公告)に規定する「高断熱浴槽」と同等以上の性能を有することが確認できることが要件となります。 |
各工事のポイントを合計し、一戸あたり300,000ポイントを上限とする。
<<窓の改修>>
窓の大きさの区分及び改修方法に応じて定める以下のポイント数に施工箇所数を乗じて算出したポイント数。
大きさの区分 | 一箇所あたりのポイント数 | |||
内窓設置・外窓交換 | ガラス交換 | |||
面積 | ポイント数 | 面積 | ポイント数 | |
大 | 2.8m2以上 | 18,000 | 1.4m2以上 | 7,000 |
中 | 1.6m2以上 | 12,000 | 0.8m2以上 | 4,000 |
中 | 2.8m2未満 | 12,000 | 1.4m2未満 | 4,000 |
小 | 0.2m2以上 | 12,000 | 0.1m2以上 | 4,000 |
小 | 1.6m2未満 | 7,000 | 0.8m2未満 | 2,000 |
<<断熱改修>>
施工部位ごとのポイント数。
施工部位別ポイント数 | ||
外壁 | 屋根・天井 | 床 |
100,000 | 30,000 | 50,000 |
<<バリアフリー改修>>
@若しくはAの改修工事と一体的に行うバリアフリー改修について、施工内容に応じて以下のポイント数。
施工内容 | ポイント数 | |
手摺の設置 | 浴室の手摺設置 | 5,000 |
トイレの手摺設置 | 5,000 | |
洗面室の手摺設置 | 5,000 | |
浴室・トイレ・洗面室以外の居室の手摺設置 | 5,000 | |
廊下・階段の手摺設置 | 5,000 | |
段差解消 | 屋外に面する出入り口の段差解消 | 5,000 |
浴室の段差解消 | 5,000 | |
屋内(浴室を除く)の段差解消 | 5,000 | |
廊下幅等の拡張 | 通路の幅を拡張 | 25,000 |
出入口の幅を拡張 | 25,000 |
※.各ポイント数は、箇所数には関係なく各項目1箇所でも行うとポイント数がもらえる
<<太陽熱利用システムの設置>>
@若しくはAの改修工事と一体的に行う太陽熱利用システムの設置について、設置台数にかかわらず20,000ポイン。
<<節水型トイレの設置>>
@若しくはAの改修工事と一体的に行う節水型トイレの設置について、設置台数にかかわらず20,000ポイン。
<<高断熱浴槽の設置>>
@若しくはAの改修工事と一体的に行う高断熱浴槽の設置について、設置台数にかかわらず20,000ポイン。
平成22年1月1日〜平成23年7月31日までに、ポイント対象工事を含むリフォーム工事全体の工事着工したもの。
尚、ポイントの申請期限は、平成24年3月31日までで、ポイントの交換期限は平成26年3月31日までです。
ポイントが発行される工事の着手期限は平成23年7月31日で終了しました。
平成23年11月21日「平成23年度第3次補正予算」が成立して、「復興支援・住宅エコポイント」が始まりました。対象期間は「エコ住宅」・「エコリフォーム」とも、平成23年10月21日から平成24年10月31日までに工事着手したものが対象となります。
「復興支援・住宅エコポイント」とは、被災地の復興支援のため、被災地に建設するエコ住宅の新築には、その他の地域の倍のポイントを発行され、エコリフォームでは、リフォーム瑕疵保険に加入した場合や耐震改修した場合にもポイントが発行されます。また、発行されたポイントの半分以上は被災地の特産品等に交換して、被災地の復興支援に役立ててもらえます。 これまでの住宅エコポイントからの変更点は、以下のとおりです。
【エコ住宅の新築】
被災地とその他地域で発行されるポイント数が異なります。
被災地(※) : 1戸あたり300,000ポイント
その他の地域 : 1戸あたり150,000ポイント
太陽熱利用システムを設置した場合、それぞれ20,000ポイントを追加。
被災地とは、「東日本大震災に対処するための特別の財政援助及び助成に関する法律」における「特定被災区域」となります。
【エコリフォーム】
1戸あたり300,000ポイントを上限。
窓の断熱改修工事、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修工事、バリアフリー改修及び住宅設備の設置(太陽熱利用システム・節水型トイレ・高断熱浴槽)に加え、リフォーム瑕疵保険への加入をした場合には一律10,000ポイントが発行されます。
また、耐震改修を行った場合には1戸あたり300,000ポイントの上限とは別に150,000ポイントが加算されます。
発行されるポイントのうち1/2(半分)以上を復興支援商品(被災地の特産品や被災地への寄附)に交換して復興支援に役立て、残りの発行されるポイントのうち1/2(半分)までは、即時交換およびエコ商品と交換できるようになります。
尚、全てのポイントを復興支援に役立てることも可能です。
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