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●根太工法と剛床工法の違い(床組み)

根太工法と剛床工法の違い

根太(ねだ)工法とは、床下地合板 厚み12oを受けるために、幅45mm高さ60mmの部材(根太)をピッチ303mm毎に設ける床組みです。(各業者によって根太のサイズ・ピッチの運用が異なります。)
また、剛床(ごうゆか)工法とは別名根太レス工法とも言い、根太を設けず横からの水平力に抵抗させるために、厚みの厚い床下地合板(構造用合板厚み24mm以上)を用いた床組みです。詳しくは、剛床工法を参照下さい。

剛床工法は、根太工法に比べ施工性が良く、剛性が高いので火打ち梁を省く事ができ、最近では、剛床工法(根太レス工法)が主流となってきました。
尚、根太工法でも剛性を高め、火打ち梁を省く方法(根太工法による剛床対応)があり、フラット35(旧公庫基準)の仕様書で規定されていますが施工性が悪くお勧めできません。

床組みの工法

根太工法と剛床工法の違い

火打ち梁とは、

木造で床組みや小屋組みの変形を防止するために設ける斜材で、1階の床に設けるものを火打ち土台、2階などの床や小屋組に設けるものを火打ち梁と言います。最近では鋼製でできた既製品の火打金物を使うことも多くなってきました。また、床組みを剛床とする場合は火打材を省くことができます。
詳しくは、火打ち梁についてをご覧下さい。



根太のサイズは

一般的には幅45mm、高さ(成)45mmで、ピッチは和室の場合は1モジュールの2割り(関東間の場合@455mm)、洋室関係で3割り(関東間の場合@303mm)ですが、床のたわみを考慮して、最近では幅45mm、高さ(成)60mmサイズで間隔も全て1モジュールの3割りが多用されています。
また、根太工法で剛性を高め火打ち梁を外す場合は、根太のサイズを幅45mm高さ(成)105mm以上とし、根太と梁が同じ高さの場合と異なる場合とで取り付け方法が異なります。
詳しくは、根太工法による剛床対応をご覧下さい。(フラット35旧公庫基準)



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