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悪徳業者にだまされないポイント |
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◆ 期待を持たせず、きっぱりと断る。 TVなどで問題になっている、電話攻勢や訪問販売は、皆さんの根気負けを狙ってい ます。期待を持たせる様な言動は、彼らに付け入る隙間を与えているだけで、キッパ リと断って下さい。万一仕事を頼む場合は、専門家に相談するか、内容のチェックを してもらってから契約する方が賢明です。殆どと言って訪問販売の営業マンは、専門 知識を持っておらず、マニュアル通りに営業しているだけで、さまざまな対応が要求 され、新築より難しいリフォーム工事を安易に依頼する事は避けるべきです。
◆ 無料点検には注意してください。 無料点検調査と称して、皆さんの目が届かない床下や配管などを調査して、問題が 無いのに不具合を偽ったり、故意に問題を発生させて仕事を取る業者が多発してい ます。タダより高いものはありません。このような業者には十分注意すると共に、 もし点検してもらう場合は、必ず自分の目で確かめるか、専門家に見てもらって下 さい。
◆ 必ず2社見積を取って比較検討してください。 訪問販売のリフォーム業者は、法外な金額をふっかけて、即断・即決を求めて来ま す。十分に検討し他社の見積も必ず取って比較検討してください。あせって契約す る必要性はありません。住宅の不具合が発生していても、ガス漏れ・水漏れ以外は 急がなくても大丈夫です.
◆ 業者登録の確認を行う。 建設業を営もうとする場合に、軽微な工事を除いて、建設業の許可を受けなければな りません。軽微な工事とは、工事一件の請負代金の額が、建築一式工事以外の場合は 500万円未満で、建築一式工事の場合は1500万円未満の工事です。それ以上の 工事を請け負う場合は建設業の許可が必要です。リフォームの場合は、金額的にこれ らの金額を超えない場合が多く、事業を簡単に起こす事ができ、数多くのリフォーム 会社が営業攻勢をかけています。しかし、いくら軽微なリフォーム工事でも、社会的 に責任のある、建設業登録を行なっている業者に依頼する事をお勧めいたします。 |
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上手に良い業者を選ぶポイント |
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◆ 大企業より地元工務店等を選ぶ方がベター。 大企業はネームバリューで信用はありますが、出来れば地域に密着した地元の工務店 等で、施工してもらう方が、親切に対応してくれます。また、不具合い箇所の手直し や、メンテナンス・急な対応が必要な場合、近くて便利でこまめに対応してくれま す。
◆ 施工物件の確認をする。 今までに施工された物件、または工事途中の物件を見せてもらい、工事の出来栄え や、工事現場の整理・整頓など、現場管理の良し悪しを確認してください。煩雑な 現場程、仕事の力量がなく避けるべき業者です。
◆ 技術能力を把握する。 リフォームの費用や出来栄えは、業者の能力により大きく差が出ます。工事内容によ る業者の選定を行うことが重要で、会社の建築士・施工管理技士など、建築に関する 免許保有者の人数を調べてください。だいたいの能力が把握出来ます。なお、構造変 更を伴うリフォーム工事は、特に注意が必要です。構造を無視して安易に工事を請け る業者が増えています。しっかりした責任ある技術者がいる業者を選んで下さい。
◆ 見積書が明確な業者を選定。 リフォーム工事は、新築工事に比べて工事範囲が不明確になります。1部屋だけをリ フォームする場合でも、間取りの状況や下地の老朽化・設備関係の状況などで、隣の 部屋まで工事を行なわなければならない場合があります。 ある意味では、新築工事よりも難しく、壁や床などを撤去しなければ、正しい見積書 は出来るはずがありません。その様な内容を、消費者の皆さんに解り易く説明され、 見積書に反映されていますか。これを見積書に明確に表すには、内訳明細表がなけれ ば表現出来ません。そう言う意味で、内訳明細がない見積書を提出してくる業者は避 けるべきでしょう。なお、一般の消費者の方には解り難く、ごまかされ易いのがリフ ォーム工事です。特に大がかりになるリフォーム工事は、第3者の専門家のアドバイ スを受けて進める方が得策です。
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上手な見積依頼のポイント |
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◆ 見積費用の有償・無償を確認する。 見積にはかなりの時間と労力がかかります。見積後工事を断った場合、思わぬ請求を 受ける場合があります。見積依頼を行う前に必ず有償・無償の確認を取って、出来れ ば書面に一筆残してから見積依頼を行って下さい。
◆ 2社見積で比較検討する。 1社だけに見積依頼せず、出来れば2社・3社に見積依頼を行い、適正な価格競争を 行って下さい。この場合は、同じ工事内容(工事範囲・仕様・グレード)・施工条件 にて見積依頼をしなければ、正しい見積比較検討が出来ないので、専門家の支援を受 けて対応する方がスムーズに運びます。
◆ 工事範囲を明確にして依頼する。 リフォーム工事は、施工範囲が不明確になりがちです。事前に施工業者と施工範囲を 明確にして、見積依頼を行ってください。不明確のまま、見積・契約・工事と進めば 工事着手後、追加変更工事として思わぬ費用が発生しトラブルの元となります。 出来れば、専門家の支援を受けて、工事範囲を図面や文書にて明確にして依頼する方 が、後々のトラブルの 防止や、2社見積を取って比較検討するのに大変役に立ちま す。
◆ 仕様・設備を明確にして依頼する。 各建材・設備の仕様・グレードを明確にしなければ、業者まかせの各社思い思いの見 積となり、正しい見積比較は 出来ません。また工事完成後、自分の思っていた内容 との違いが解り、トラブルの元となります。 安さだけで決めると後で後悔しかねません。必ず見積内容の仕様・設備の内容を把握 して見積比較を行いましょう。出来れば専門家の支援を受けて、各建材・設備の仕様 ・グレードを明確にしあなたが描いているリフォームのイメージ・性能を確実なもの として、2社見積を取って比較検討してください。
◆ 工事作業時間を定めて依頼する。 工事作業時間帯が不確定で見積を行うと、工事に入ってから後で、条件変更を理由に 追加請求される事があります。生活環境を考慮した作業時間帯を定めて依頼してくだ さい。
◆ 工事費の支払い条件を明確にして依頼する。 工事の途中で倒産や夜逃げなど、被害に巻き込まれない様に、工事の出来高を目安に 支払いすることが賢明です。決して、工事費の先払いは避ける事をお勧めします。事 前に支払い条件を確認し、先払いを要求する様な業者は避けるようにして下さい。
◆ 数量を明記した見積書を依頼する。 一式見積では、出来高支払い査定も、完成後の増減精算も出来ません。必ず数量明記 の見積を依頼してください。これにより工事範囲も明確になり、後々のトラブル防止 につながります。一式見積にて提出する業者は、避けた方が賢明です。また、見積内 容の精査は、専門家にチェックしてもらうことをお勧めいたします。 |
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工事請負契約で失敗しないポイント |
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◆ 請負契約は書面にて取り交わす。 民法上、請負契約は口約束でも成立します。安易な工事だと思っても必ず書面にて、 請負契約を取り交わして下さい。後で言った言わないのトラブルを未然に防ぎ、不 利益をこうむる事を避けてください。
◆ 契約には最低下記の内容を記載すること。 1.工事内容(工事の概要・設計図面・仕様書) 2.契約金額(最終の見積書) 3.工期及び完工の時期 4.請負代金の支払い時期と方法。 尚、請負契約書内容のチェックを、第3者の専門家にチェックしてもらい、 後々不利益にならない様にする事をお勧めいたします。]
◆ 打ち合わせによる取り決め事項も契約書に添付する。 今までの打ち合わせで決まった事項について、図面・見積書に記載されているか、必 ず確認して下さい。もし記載されていない場合は、必ず書面にて契約書に添付するか 契約書の特記事項に記入して契約を行って下さい。
◆ 契約約款を添付する。 請負契約には、必ず契約約款を添付して契約してください。また契約前に、事前に契 約資料を入手して内容確認を行いましょう。解らない事項については施工業者に確認 を取り、不利益な事項については改定を要求するか、第3者の専門家にアドバイスを 受けて、納得した上で契約調印を行って下さい。
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